September 11, 2008

眼球譚 第2章の感想です。 

え〜、ずいぶん前にジョルジュ•バタイユの「眼球譚」第1章を読んだ感想を書きましたが、第2章を読んでの感想も投稿したいと思います(すごく今更ですが…)

まず第1章は信じられない程どぎつく物語が展開していって「一体これは…」的な驚きを隠せなかったワタクシかおるこでありますが、第2章では「なぜ私(バタイユ)があのような物語を書くに至ったか」の裏付けが、痛々しいまでに事細かに書かれており、まるで長年SMプレイをしてきた相手とのディープなディスカッションをしているような読み応えのある内容で、グイグイとバタイユワールドに引き込まれてしまいました。
その自己分析の仕方もまたワタシにそっくりで、なんだか他人とは思えないような…(超恐れ多いですけど)。

最も共感したのは、彼がこの小説を書くにあたって、自身をいちばん激しく揺さぶられたと思える猥褻なイメージが、実は、一見それとは何の関係もないと思えるような、しかも記憶の彼方に追いやられていた出来事をきっかけに生まれたものであることに気付いて驚いた…ということです。

私もSMを始めたばかりのころは、「なぜこうしたいか」「なぜこれが好きなのか」「これはなぜかすごくイメージが湧く」…等、SMを通して自分を分析しまくり、結果、すっかり忘れ去られていたような出来事を数多く思い出し、しかもそれが今の自分に、あろうことかプレイにまで大きな影響を与えていることに少なからずショックを受けたものです。

その数々の自己分析により、私はだんだんとSであることへの適性に確信をもてるようになっていったわけですが、バタイユもまた、
「性的意味合いのまったく欠如した情景に対して、完全に猥褻なイメージをなんら自覚せずに置き換えていたという一事だけでも、私の驚きは大きかった。」
「(前略)異常な諸関係を説明するのに、いずれも猥褻な、すなわち最も破廉恥な根元的イメージ、炸裂せずには、常軌を逸せずには直視し得ないが故に、意識がその上を永久に滑り抜けていく幾つかのイメージがそこにおいて一つに重なり合う、自分の精神の奥深い一領域に目を注ぐようになったのである。」
と書いていて、これを読んだ時にはうれしかったなぁ…。
「わ〜っ!私と同じようなこと考えてる〜!!」ってね(ホントに恐れ多いんですけど…)

しかし、あれだけの内容をビシィーッとさらけ出せるというのは相当ハラがすわってるっていうか、当時にしたら革命的なんてもんじゃなかったのではないでしょうか?
ある意味カッコイイですね…。
無垢で高貴で気高いその精神に乾杯(完敗?)です。

oni_kr at 19:56コメント(0) 

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